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我間乱 感想 その112

第127話。

今回は、ちょっとしんみりしてしまいました。可士太郎さんの過去が明らかになった回でした。

可士太郎さんは子供の頃から虚弱体質だったそうです。それにこの頃から既にメガネをかけるほど目が悪かったんですね。そう言えば以前どこかの博物館で、江戸時代のメガネを見ましたが、いや、あれがまさに牛乳瓶底ってやつですよ。重そうだなぁ。

久しぶりに出ました、麟太郎さん、美花さん、夢路ちゃん。美花さん相変わらず綺麗ですね・・・おや?夢路ちゃんがなんだか少し色っぽくなったんじゃないですか?
そして彼らの会話で、美花さんが一番上、真ん中可士太郎さん、夢路ちゃんが末っ子と判明しましたね。

しかし、千花さんと仁義なき戦いを繰り広げた美花さんや、伊織さんに2点ももらった(これ今思えばすごいことじゃないか?!少なくても日向兄弟は倒せるよ!)夢路ちゃん、この姉妹は体力的には何の問題もなさそうです。つくづく運がなかったのか可士太郎さん・・・。

けれど、前にも善丸さんの時に書きましたが、この作品の人物達(少なくとも大亀流陣営のメンバー)は、そこで諦めたり歪んだりしません!この前向きな強さが、本当にうらやましいです。

可士太郎さんは、筋力、引いていえば体力がないという弱点を自覚し、思い切ってそこを捨て、身体操作、引いていえば技巧を徹底的に磨いたということですね。マルチプレイヤーではなく、一点集中主義。

おっ、善丸さんが何かを掴んだようです。
そして、終わりかと思われたオシャレ坊ちゃんは意外と粘り強かった!そうだね、この執着心がないと、アイドルとして厳しい芸能界は生き抜けない、そういうことだね清盛さん。でも余裕なくなったからってポージングをやめるのはよくないぞ?

そしてページをめくると、清盛さんの反撃裏拳なわけですが・・・あれっ?このシーンの異様なほどの既視感はなんだろう?!アプルッ・・・ミカン・・・千花さん・・・。
うーん、千花さんと清盛さんは同格の強さということか。千花さんを戦力に加えるべきではないのか。彼女にしても、ついでに無宝流のイケメン達相手に婚活できるというメリットがあるのではないかな?振られたらボッコボコにのしてしまえ!屍累々と作ってやれ!

と、下らないことを考えていたら、誌面ではついに可士太郎さんが清盛さんの天脈気殺にやられてしまいました。清盛さんが初めて左手を使ったのではないでしょうか。
可士太郎さん、もうまっすぐ立てないほど疲れ切っているようです。大丈夫でしょうか・・・。

ここからの可士太郎さんの、善丸さんへのアドバイスには、心を打たれました。
ぶっちゃけて言うとね、斬新なこととか目新しいことを言っているわけではないんです。
でも、とても納得させられる。
結構無茶理論がまかり通る漫画界の中で、この真っ当さが逆に新鮮でした。そうだね、即席で強くなんて、誰もなれないんだ。月並みな言葉だけど、「頑張る」しかないんだね。

自分の欠点を潔く受け入れること。その上で自分の信じたものをとことん突きつめること。(善丸さんの場合は、信じたもの=定長、ですね)
善丸さんに足りないのは、覚悟でした。

ということで可士太郎先生・・・前回の感想で「善丸さんは特性も能力も怪力なので、力を一層磨くんだ!」的なことを半分ふざけつつ書いたんですが、あながち間違ってもいなかったということでよろしいですか?よし!

そして麟太郎さんの言葉でまたひとつ、重要な事実が判明しました。
海原藩では、異人さんは町に出ることが許されないそうです。長崎の出島と同等、いや、より厳しいかもしれません。
これは是非とも、直善さんが藩主になった暁には廃止してもらって、麟太郎さんとその子供たちが、城下町に自由に遊びに行ける世の中になってほしいものですね。でも鬼の巣だから、城下町を歩くのも命がけですけどね。
まあ治安問題に関しては後日考えるとして、またひとつ、直善さんに藩主になってもらいたい理由が増えました。

可士太郎さん、ずっと孤独だったのですね。確かに同じ年頃の同性がいなかったですね、戎簾山。
彼の孤独・寂しさを思うと切なくなりましたが、同時に麟太郎さんが「一人で人体(と武術)を研究し続けた」と言っていたので、正直ホッともしました。よかった、理一郎・龍五系列じゃなくて。

しかし、これほどの孤独に耐えうる可士太郎さんの信念の強さ、覚悟には正直脱帽します。
そして我間や善丸と知り合えて、仲間と呼べる存在ができて、実はどれほど嬉しかったかを思うと、本当にしんみりしてしまいました。

ただちょっとね、この展開は映画なんかだと「善丸さんを助けて自分が命を落とす」パターンに該当しそうでちょっと怖いですね。せっかく仲間と戦う喜びを知ったんだから、ここは生き延びてほしいです可士太郎さん!

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